【温泉入浴講座その③】村杉温泉の歴史と名称由来

大正時代の村杉温泉共同浴場

村杉温泉の開湯伝説

今から約700年前、1335年(建武2年 室町時代)に足利家家臣・荒木正高が戦乱を逃れて当地にたどり着きました。

村杉温泉は荒木正高の夢に七夜連続で現れた薬師如来のお告げにより発見されたと伝えられております。

村杉温泉の名称由来

荒木正高は源泉のかたわらに薬師如来を祀る薬師堂を建立しました。

薬師堂の参道には様々な樹木が植えられ、その中で特に杉が多かったことから当地はいつしか「村杉」の地名で呼ばれるようになりました。薬師堂は今も往時のたたずまいを思わせながら、この地で、たいせつに守られています。

村杉温泉薬師堂

長生館の歴史

長生館の創業は明治元年です。

写真は大正時代の長生館。

当時の建物は「離れ松濤亭」を残し近代的に建て替えておりますが、庭園の樹々は当時からかわらず長生館を見守っております。

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